クレディセゾン(セゾンカード)で過払い金請求する際のポイントは?要する期間と返還金額について

クレディセゾン(セゾンカード)で過払い金請求する際のポイントは?要する期間と返還金額について

クレディセゾン(セゾンカード)とは?

株式会社クレディセゾンはセゾンカードやUCカードで有名なクレジットカードを発行している独立系の信販会社(クレジットカード会社)になります。過去にはセゾングループとして西武百貨店や西友などとの資本関係を持っていました。西武百貨店のハウスカードの取扱いからナショナルカードへと拡大してVISAカードやマスターカードと提携し、現在では2500万人を超えるカード会員数を誇る、日本でも有数の信販会社(クレジットカード会社)です。

 

クレディセゾンでも過払い金が発生している!?

クレディセゾンは金融事業をメインとする信販会社(クレジットカード会社)なので、基本的にはクレジットカード利用者がほとんどかと思います。クレジットカードの利用でも過払い金は発生するのでしょうか?

実は、クレジットカードは、ショッピングなどの会計時に利用することで支払いを立替えているという扱いになります。立替金を3回以上の分割払いやリボ払いで返済する際には金利がかかりますが、この金利は立替手数料金利と呼ばれるもので、法的には手数料ということになっています。このような手数料には利息制限法が適用されませんので、そもそも上限金利が当てはまらず、過払い金も発生しないのです。

しかし、ここで覚えておきたいのが、分割手数料として認められるのはクレジットカードのショッピング利用の場合のみということです。クレジットカードの多くにはショッピング枠とは別にキャッシング枠というものが付いています。このキャッシング枠は会計時の立替払いではなく、ATMなどでお金を引き落として利用するものです。こちらは借金にあたるため利息制限法が適用され、過払い金が発生する可能性があります。

クレディセゾンの場合には、2007年(平成19年)7月に金利改定を行っていて、24~25%だった金利を18%と引き下げています。そのため、2007年(平成19年)7月以前にキャッシングを利用していた場合には過払い金が発生していると考えていいでしょう。過払い金には消滅時効10年が設定されているので、なるべく早めに過払い金の調査をおすすめします。

クレディセゾンは金利引き下げの際に、「既存残高にも改定後金利を適用する」という対応を行っています。ほとんどの貸金業者では新規でキャッシング利用した場合のみ改定後の金利を適用していたため、他の貸金業者と比較すると過払い金の金額は少ない可能性があります。

 

UCカードでの過払い金は?

UCカードは、元々はユーシーカード株式会社が発行していたクレジットカードですが、2006年(平成18年)1月にクレディセゾンによって吸収合併され、クレディセゾン発行のもと事業継続となりました。そのためUCカードで発生した過払い金は、現在はクレディセゾンに債務継承されています。

UCカードは2007年(平成19年)6月に金利改定を行っています。改定前金利は27.8%となっていますので、発生する過払い金も多くなることが予想されます。

クレディセゾンの過払い金の対応は?

利用者も多いだけに過払い金の発生も多いことが予想されるクレディセゾンですが、実際の過払い金請求への対応はどのようなものなのでしょうか。過払い金の回収率や支払いまでの期間、過払い金請求をする時の気を付けるべきポイントなどを詳しく見てみましょう。

 

クレディセゾンの過払い金の回収率はどのくらい?

クレディセゾンの過払い金の対応は、良心的であり誠実な対応として有名であり、スムーズに満足のいく和解がなされるケースが多いようです。

過払い金請求を行うと、7~8割程度の和解案を提示される場合がほとんどです。このまま交渉を続けても訴訟を起こさずに満額に近い金額での和解決着を望めます。ただ、過払い金請求は「過払い金元本+年5%の利息金」を請求することが過去の判例から認められているため、過払い金に利息金もつけて回収したい、ということですと訴訟を起こす必要が出てきます。訴訟を起こしても1回目の期日までに和解となるケースが多く、争点がなければ裁判が長引くことなく利息金まで受け取れるでしょう。

最近では貸金業全体の景気も落ち込んでいて、過払い金に充てる社内予算も縮小される貸金会社が多くなっています。その点を鑑みても、クレディセゾンの対応は良心的だといえます。

 

クレディセゾンへの過払い金請求、回収までの期間は?

過払い金請求を行ってから実際に金額を回収するまでの期間はどのくらいでしょうか。 基本的には裁判までいくことが少ないので、過払い金の請求をしてからの期間は、平均すると他の貸金業者よりも短いでしょう。過払い金返還の請求を行って和解決着となる場合には、和解を交わしてから1~3ヶ月程度で過払い金が返還されています。

ただし、取引履歴の開示についての対応は遅めとなっており、1~2ヶ月程度かかるようです。さらに、履歴自体も1ヶ月ごとに1枚になっていたりしてまとまっておらず、過払い金を算出するための引き直し計算に時間がかかることがあるようです。引き直し計算が間違っていると正しい過払い金の金額が分かりませんので、できれば司法書士などの専門家に依頼をして、きちんと計算してもらうといいでしょう。

結局のところ、取引履歴をどの程度早く手に入れられるかによって回収までの期間も大きく変わってしまうようですが、5~6ヶ月で回収まで進むケースが多いようです。

 

クレディセゾン(セゾンカード・UCカード)の過払い金請求で気を付けるポイント

セゾンカード・UCカードを現在も利用中という方が気を付けなくてはいけないことが2つあります。

1つは、過払い金請求をすることで、クレディセゾンが発行しているすべてのクレジットカードが利用停止となってしまう可能性が高いということです。 基本的に、過払い金請求は自己破産や任意整理などの債務整理とは違うので、ブラックリストに載ってしまうようなことはありません。そのため、過払い金を請求したことは他の貸金業者には知られませんし、その他のクレジットカードやローンに影響は出ません。しかし、過払い金の請求先である貸金業者が社内審査の結果、その人への融資を不可と判断することはかなり多いようです。

そのため、クレディセゾンが発行しているクレジットカードも使用できなくなってしまうことが想像されますので、光熱費などをクレジットカード払いにしている場合は、事前に支払方法の変更をするようにしましょう。 クレディセゾン以外の信販会社が発行するクレジットカードは利用できますのでご安心ください。

もう1つは、クレジットカードのショッピング枠での利用残高が残っている状態で過払い金請求を行うと、過払い金がショッピング残高に相殺されてしまうということです。この場合は、クレディセゾンが発行しているすべてのカードが対象となるので、過払い金がセゾンカードで発生していた場合には、セゾンカードとUCカードの両方のショッピング残高と相殺されてしまいます。

さらに、過払い金を充ててもショッピング残高が残ってしまう場合には、債務整理という扱いになって信用情報の事故情報に記載されてしまいます。これは、いわゆるブラックリスト入りと呼ばれる状態です。 そうなると、新たに別の会社のクレジットカードを作ることもできませんし、ローンなどの審査にも影響が出てしまいます。

ちなみに、UCカードは今はローソンCSカードとしても知られています。過払い金返還を請求する前には、クレディセゾンが発行しているすべてのクレジットカードのショッピング残高が残っていないかを確認しておきましょう。

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