もうすぐ期限切れ!?過払い金請求のメリット・デメリットとは

もうすぐ期限切れ!?過払い金請求のメリット・デメリットとは

そもそも、過払い金ってもらえるの?

現在借り入れがある方もすでに返済されている方も関係してくる「過払い金返還請求」ですが、実際に自分がそれに当てはまるのか、もし当てはまった場合は請求をした方が良いのか、判断がつきにくいですよね。過払い金とは、利息制限法で決められた年金利を超えて返済していた場合に発生する“払いすぎた利息”のことです。まずは、過払い金が発生しているのかを調べてみましょう。

取引履歴を取り寄せる

まずは、貸金業者へ過去の取引履歴の開示要求をしましょう。電話で簡単にできる場合もありますが、正式な文書を必要とすることがほとんどのようです。貸金業者は、利用者からの情報開示の要求に応える義務があるのでご自身で取り寄せることができますが、中にはすぐに対応してくれなかったり、すべての取引内容を開示してくれなかったりする業者もいます。そういった場合には、弁護士や司法書士のような専門家へ依頼することで、素早い解決が期待できるでしょう。

制限利息で計算する

取引履歴が手に入ったら、利息制限法の制限利息で引き直し計算を行います。多少、専門知識が必要となりますので、専門家へ相談したほうが確実です。また、過払い金が発生しているかどうかの簡易診断や無料相談を行っている事務所もあるので利用してみるのも手です。

過払い金請求ってした方が良いの?

過払い金が発生していた、ということが発覚した場合、必ず返還請求を行った方が良いのでしょうか? テレビCMや広告などでは「専門家へ依頼すれば、過払い金は必ず戻ってくる」とありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。

過払い金の発生額は、借入元金や返済期間によって人それぞれ異なります。そのため、100万円を超える方もいれば、数万円、数千円といった少額の方もいらっしゃいます。高額の融資を受けていた、長期間にわたって返済をしていた、という場合には、その分過払い金も高額になっている可能性があります。

過払い金請求は、貸金業者へ請求書を送っただけでは支払われないことが多く、交渉が必要です。個人で交渉する場合、安い金額で和解を迫られることもありますので、専門家に依頼したほうが得策です。時間がかかっても多く取り戻したい方は、裁判所へ提訴した方がより多くの過払い金を取り戻せる可能性が高くなります。

そうなってくると、個人で過払い金請求をする場合、返還請求のために印紙代、郵便切手、裁判所までの交通費などが必要になり、労力もかかります。

過払い金請求のメリット・デメリット

「払いすぎた利息が返ってくる」と、一見メリットばかりのように思える過払い金請求ですが、果たして本当にそうなのでしょうか?メリット・デメリットをしっかり把握した上で、返還請求をするかしないかを判断するようにしましょう。

過払い金請求のメリット

払いすぎた利息が返ってくる、もしくは現在の借金額に充てることができる

過払い金が発生している場合にはそれがすべて返還されます。また、現在返済中の借金がある場合には、それが元金に充てられることになりますので、借金の額を減らすことができます。ただし、利息制限法の範囲内での返済だった場合や完済後10年経ってしまった借金に関しては、過払い金請求の対象外となってしまいます。

また、改正貸金業法によって金利の上限が見直されたのが2010年6月なので、それ以降の借金に関してはそもそも過払い金が発生しないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。ですが実は、2010年以前にも貸金業者を利用していて、完済後借金のない期間が続き再度最近になって借金をした、という場合は、それぞれが個別の取引と見なされる場合と一連の取引だと認められる場合とがあるのです。一連の取引だと認められた場合には、“完済日”もしくは“最後の取引日(入出金日)から10年以内”であれば過払い金請求の対象となります。

つまり、10年以内に新しく取引をしている方であれば、過去の借金との一連性を証明することで10年以上前に完済した借金についても、一緒に過払い金請求をすることができるのです。

借金完済後の過払い金請求、または返済中でも過払い金の充当によって借金が完済となる場合に関しては、信用情報へ記載されない

信用情報とは、個人の家族構成や年収、住宅情報、勤務先の情報、キャッシングや消費者金融会社からの借入れ・返済状況、ローンなどの支払い情報のことです。これらは「信用情報機関」によって管理されており、加盟している金融機関貸金業者などが自由に閲覧できるようになっています。この信用情報の中に“事故情報”という項目があります。事故情報には、自己破産や任意整理、ローン・借金の延滞情報といったネガティブ情報が記載されており、貸金業者は融資の審査の際などにこの情報をもとに融資可能かどうかを判断しています。

事故情報はいわゆるブラックリストと呼ばれているものにあたりますので、キレイな状態で保つように注意を払う必要があります。過払い金請求は、金融庁の方針によって「過払い金請求を行った状況によっては個人情報に登録されない」と明示されています。その状況というのが、“過払い金を返済した時点で借金が残っていない”ことです。返済中であっても、過払い金の充当によって借金が完済となる場合であれば、事故情報へ記載されることはありません。ただし、過払い金を充ててもまだ借金が残っている場合には「任意整理」と見なされ事故情報へ記載されてしまう可能性があります。過払い金の返還請求を行う際には、まず借金が残っていないかを確認するようにしましょう。

過払い金請求のデメリット

個人で過払い金請求をおこなった場合、手続きや交渉に手間がかかる

ただし、司法書士や弁護士に依頼すれば1度の面談だけで済み、あとは全て代理でやってくれる(貸金業者とのやり取り、裁判所に行くなど全て)ので依頼者は返還を待つだけです。

個人で過払い金請求をおこなった場合、家族に借金を知られてしまう

貸金業者や裁判所とのやり取りは、専門家を通して行わない場合、基本的にすべて自宅に届くことになります。そのため、家族に借金を知られてしまう可能性が出てきます。専門家に依頼すれば周囲に知られることもありません。

戻ってきた過払い金で借金が相殺できなかった場合、信用情報に記載される

借金が残ってしまった場合、信用情報の事故情報に記載されてしまう場合もあります。

万が一、登録されるはずがないのに信用情報へ記載されてしまった場合には「事故情報取消申立書」によって、事故情報の登録の取り消しをしてもらうことも可能です。

その後、同じ貸金業者から融資を受けることができない

一度、過払い金請求を行ってしまうと、その貸金業者から融資を受けることは難しくなるでしょう。しかし、これはデメリットであると同時に、もう借金ができない状態にすることで“二度と借金をしない”状況ができるので、メリットになるともいえます。何度も少額の取引を繰り返しているような人は借金癖がついている可能性がありますので、大きな借金をしてしまう前に、自分の生活や収支を見なおし、無駄遣いを減らすきっかけにもなるでしょう。

自分でやるのと専門家に依頼するの、どちらが良い?

過払い金請求は、難しい専門知識などを必要としますが、自分で行うこともできます。自分で行った場合と専門家に依頼した場合、何か違いがあるのでしょうか。これらについてもメリット・デメリットをそれぞれ理解した上で、どちらの方法が自分に合っているかを考えると良いでしょう。

自分で行った場合

メリット

・過払い金請求にかかる費用が少なくて済む

デメリット

・難しい手続きなどをすべて自分で行わなくてはいけない ・貸金業者から対応を後回しにされる可能性がある ・全額返金されない可能性がある ・家族に借金がばれる可能性がある

自分で過払い金請求を行うことのメリットは、なんといっても費用を最小限に抑えられることでしょう。専門家へ依頼するのにはお金がかかりますので、過払い金が少額の方や少しでも出費を抑えたいという方はご自身で返還請求をすることをおすすめします。

デメリットとしては、手間・時間がかかることが一番大きいでしょう。 まず専門知識を必要とするため、事前に勉強をするなど準備期間を取らなくてはいけません。その後、以下の手順で交渉を行います。

【1】貸金業者から、取引履歴の取り寄せ 【2】制限利息での引き直し計算 【3】貸金業者へ過払い金請求 【4】貸金業者へ和解の交渉 【5】裁判所へ過払い金請求訴訟提起 【6】裁判と並行して過払い金請求の和解交渉 【7】過払い金の返還

この流れも、自分で行うのと専門家を窓口にするのとでは、貸金業者の対応も変わってくる可能性があります。なかなか返信がこなかったり、取引履歴をすべて送ってこなかったり、返還金を少なく言ってくる、などのことが予想されますので、注意すべきでしょう。

また、上でも説明したとおり、自分で貸金業者や裁判所とすべてのやり取りを行う必要があるので、連絡先は基本的に自宅となります。家族に借金を隠している方は、その点も注意が必要でしょう。

専門家へ依頼した場合

メリット

・面倒な手続きをすべて代行してくれる ・より自分に有利な条件になるように交渉してくれる ・過払い金についた利息まで返してもらえる可能性がある ・返済中の方は督促がストップする

デメリット

・依頼金や成功報酬がかかる

専門家へ依頼することのメリットとしては、まず自分で過払い請求に伴う諸々の手続きを行わなくていい、ということがあげられます。貸金業者や裁判所とのやり取りもすべて代行してくれますので、仕事やプライベートに支障をきたさずに過払い金の返還をしてもらうことができます。貸金業者も司法書士や弁護士とのやり取りを長く続けたくはないので、早く和解が成立するように迅速に対応し、こちらの要望をのんでくれる可能性が高くなります。

デメリットをあげるのであれば、依頼するにあたって費用がかかることでしょう。 これは弁護士と司法書士でも異なりますが、着手金・基本報酬・成功報酬がかかることになります。そのため、過払い金が少額の方は、専門家へ依頼して過払い金を返還してもらったとしても、結果的に損になってしまう可能性があります。依頼をする前に費用についても相談をしておくといいでしょう。では、過払い金請求の成功報酬を16%~18%と、一般的な事務所よりお安く設定しています。

まずは自分の状況を把握!

一言で過払い金請求といっても、借金の時期、金額、借入期間によって人それぞれ状況が異なります。まずは自分がどんな状況なのかを把握するところから始めましょう。過払い金があるのかどうか、あった場合は自分で過払い金請求をすべきか、専門家に依頼すべきかどうか、過払い金請求を行うまでには様々なことを調べなくてはいけません。自分ではどうするのがいいか分からない、という人のために、メールや電話での無料相談を受け付けている事務所もあります。無料相談を利用したからといって依頼しなくてはいけないわけではありませんので、気軽な気持ちでぜひご相談ください。

過払い金請求には10年という期限がありますので、のんびりしていると時効になってしまう可能性もあります。手続きにもそれなりの時間がかかりますので、納得のいく返還をしてもらうためには、焦る必要はありませんが、なるべく早めにとりかかることをおすすめします。

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